エスラジとの旅 ベトナム編
以前からやりとりさせてもらっていた ディルルバ、エスラジ奏者、タブラ奏者の Keithさんとお会いできました。
彼はプロのドラマーで各国へツアーへ行っている最中でしたが、私が滞在中戻ってきてくれました。
本当に充実した時間でした。あえて本当に良かった!
日本にいる時。彼の本をもらって読みました。 長い長いディルルバとの旅について書かれていました。そして
深く研究されていることもよくわかりました。
ベトナムでは一緒に演奏したりレコーディングしたりして過ごしました。
彼は本当に素晴らしいミュージシャンで、インドの近くに行くため、音楽のためにベトナムへ引っ越しました。
お父さまは日本人で日本にもルーツがあるものの日本には住んだことがない少し複雑な背景を持ち、どこにいても異端だったと仰っていました。
少し烏滸がましいですが、私自身も何度も生きるか死ぬかの非常に困難な人生を送ってきたわけで、どうやって音楽を続けていくかなど、
ある点では共通点が多く、またインド音楽の世界でも同じような問題に直面し、その問題に対し彼は回答をくれました。
そして、buddyだとも言ってくれました。
私たちはそれぞれエスラジを演奏しますが、ディルルバ奏者として興味があり会いに行きましたが、人間としてもミュージシャンとしてのスピリットそのものに惹かれました。邪念のない正直な音楽家。実はとても難しいこと。政治的要素を全て脱却してされているのです。
ガラナ(流派)は別々ですが、お互いのルーツを探りつつ絶滅寸前だったこの楽器をインドの外で学ぶ仲間として一緒に音楽をやっていこうねということで、その日に一緒にレコーディングを始めました。
最近では私のグルバイの数名から わざわざ「あなたの音楽、芸術への献身に感動してそれを伝えたくて連絡した、あなたの哲学を教えてほしい」などと、非常に身に余るお言葉のようなメッセージをいただくようになり、ただ恐縮で、日々頑張れるスタンスを作れるように頑張ります、という気持ちだけでございます。
楽しくできたらと思うけれど、そう思うにはまだまだ 5000億年 はやすぎですね。
一緒に演奏してくださる方、聴いてくださる方、イベント組んでくださる方に感謝してこれからも歌とエスラジとの旅を続けたいです。
おわり
コメント
コメントを投稿